第三章-Dream end-3

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タカシ「お前はすぐそうだ!」 タカシ「責任から逃げるな!」 タカシ「お前が選んだ道だろ!お前が進まねぇと意味ねぇんだよ!」 大林「もう...奴らには勝てない!」 そうだよ...勝てない。 けど...だけど!やるんだよ! タカシ「はぁ!?最初の勢いはどこ行ったんだよ!」 タカシ「起きろよ!怒れよ!叫べよ!」 大林「俺は!敵なんだ!」 大林一族か、そうじゃないかなんて関係ない! 大林刑事は大林刑事なんだよ! タカシ「敵だ!?意味わかんねぇ!」 大林刑事...。 僕らが出会ったのは、おじいちゃんが篠原に撃たれたから。 大林刑事と関わってなきゃ、出会ってなかった。 だから、すべての出来事に意味がある。 今ではそう思う。 あなたと出会ってから、毎日が大変だったけど。 楽しかった。だから...。 せめて、この因縁を断ち切りましょう。 2040年6月1日12:15 午後 勢いよく息を吸う。 そして、おなかに力を入れ。 言葉を発する。 タカシ「お前が託されたものは何だ!」 それと同時に、両腕をドアへたたきつける。 痛い...けど、これでいい。 もし、大林刑事がこれでも来ないというのなら。 そこまでだった....てことだ。 数秒後、後ろを向き、歩き出した。 タカシ「それでは、作戦を...。」 後ろから、聞こえた。 ドアが開く音、歩く音。 そして、僕は振り返った。 タカシ「...!」 そこには、いた。 大林刑事が、いた。 タカシ「...大林刑事!」 一変「覚悟はできた。」 あれ、なんか。視線を感じる。 え...なんでみんな見てるの? 紫龍「お前...意外とやるな。」 朝垣「そ...そうだな。」 井上「わっはっは!タカシはやる男だ!」 なんだこれ。 2040年6月1日12:25 午後 朝垣「ということで、あと9日ある。」 朝垣「メールで送る。」 紫龍「一族がもう動いている可能性があるからな。」 はぁ...。 疲れたなぁ。 一変「タカシ、戸塚。現在の状況を。」 タカシ「黒田工場が爆破されました。」 戸塚「神木、斉藤、有田、木村、高橋の5人が死亡。」 まぁ、このくらいかな。 一変「今なんといった、タカシ。」 タカシ「え、黒田工場が爆破され...ました。」 大林刑事の顔つきが変わった。 何やら、青ざめている。 タカシ「どうしたん...ですか?」 一変「あそこは...。」 戸塚「...?」 なんだ...あの工場には何がある? 悪い予感は当たったそうだ。 やはりあの工場、何か隠していた? ブラック企業で有名なのに、やけに内装がきれいだった。 それに、大きな工場で まるで、金属加工ではなさそうな工場だった。 一変「あそこには、最新の防弾チョッキが...。」
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