第三章-Dream end-3

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目の前が真っ暗だ。 こもっていた部屋で一人。 懐かしいな。だが、 今回は目的がある、目的のためにこもっているんだ。 俺は、人の記憶を見れる。 故意に見れるかわかんないけど。 ----- 鈴木「君は何ができる...?」 こいつは...あの動画の男。 「情報なら...。」 え...おいおい。お前...! まさか...! 神谷「有益な情報なんだろうな?」 鈴木「まぁまぁ、神谷君。」 ----- あぁ.....クソ! 少ししか見れない、やはり、 故意には見れないのか。 2040年6月1日13:13 午後 暗い部屋から出る。 そうすると、みんなの視線がこちらへ向かった。 タカシ「...どうでしたか!」 一変「故意には見れない。だが、少しだけなら見れる。」 紫龍「!?」 驚いた顔で紫龍がこちらを見る。 朝垣「奴らは...一族はなんと?」 一変「落ち着いて聞いてください。」 みんなが緊張する。 一変「鈴木の協力者が警察署内にいました。」 戸塚「...!?」 そう発言すると、みんなが攻めだした。 ザワザワが大きくなる。 一変「静かにしてください!!!」 大きな声を出す、そしてタカシが尋ねる。 2040年6月1日13:16 午後 タカシ「だれですか...?」 一変「広瀬だ。」 タカシが"何か"感づいたような顔をしてこちらを見た。 そして、こういった。 タカシ「大林刑事が寝に行った時...広瀬さん―――。」 俺が寝たとき...? もしかして...!? タカシ「トイレ行ってくるって...。」 一変「何...!?」 タカシ「それから...戻ってきてません!」 クソ...!やられた...! 遅かったか...! 一変「トイレへ向かうぞ!」 タカシ「はい!」 走れ!もっと...足を...! 瞬のように...! .....瞬...?誰だ? 2040年6月1日13:20 午後 男子トイレ...! ここだ!ここに広瀬がいた! タカシ「...一回トイレが長いので、様子を見たんです!」 一変「それで!?」 急げ...急げ! 何か落ちている可能性もある。 タカシ「その時にいた個室は...ここです!」 一番端っこの個室...!? なるほどな...。 一番端っこの個室には...窓がある! ここから出て行ったのか!!! タカシ「鍵がかかってます!」 くそ....まぁ、想定範囲内だ! 勢いよくドアをける。 そうすると、ドアは大きな音を出し バキバキに壊れた。 一変「何だ....これ!?」 洋式トイレはフタがしてあった。 そして、フタの上に...。 封筒が置いてあった。 見覚えのある封筒だ。 あの時...あの時の。 ダ・カーポの時と同じ...!!!
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