第三章-Dream end-3

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熊谷「...。」 また戻ってしまった。 あの空気に。 いつになったら終わるんだ。 この地獄は―――。 タカシ「TOは出動できないんですか!?」 井上「できない...。」 上層部がまだ認めていない...か。 この状況で、隠蔽を続ける気なのか? ふざけてる、これだから日本は。 2040年6月2日9:20 午前 朝垣「おい...これ。」 朝垣が提示したのはパソコンだった。 画面には例のサイトが映っていた。 そして、書かれていたのは ===== これは、戦争だ。 日本はもう終わりなのである。 おとなしく、あきらめるがいい。 我々の拠点はタナカイHOTEL。 まぁ、零課はすでに知っているであろう場所だ。 9/9までに来て、降伏しろ。 ===== 九月9日...一週間後だ。 そんなバカな。 日本が人間5人ほどの小規模集団に、降伏するわけない。 井上「...俺は、上層部と話してくる。」 携帯を手に取り、部屋を出ていく。 朝垣「零課は、SATと共にタナカイHOTELへ向かう。」 ネクタイをきつく締め、歩いて行った。 熊谷「僕たちは、情報を集めておきましょう。」 パソコンへ向かった。 一変「タカシ、戸塚、行くぞ。」 2040年6月2日9:42 午前 タナカイHOTEL...。 また戻ってきた。紫龍...すまない。 「あ、やぁやぁ!」 誰だ...一族か!?銃を構える。 一変「動くな!」 五十嵐、戸塚が驚いた顔で見ている。 タカシ「あれは...俳優の...大林。」 なんだと!? そうだ...戸塚が何か言っていたな。 ===== 戸塚「大林って苗字の人、全員が人殺しってわけじゃないですよね    最近の俳優も大林って苗字っすよ。」 ===== こんなことを言っていたような...。 大林「まぁまぁ、銃を下ろしてください。」 気づくと、周りにはたくさんの人が集まっていた。 キャー、カッコイイ、こっち見て、 そんな言葉が飛び交う。 たしかにイケメンだ。 だが、こいつはタナカイHOTELから出てきた...。 まさか。そんなまさか。 一変「離れてください!早く!」 誰一人として引く者はいない。 くそったれが。逃げろって! 早くしろ、死ぬぞ! 大林「勘づいたか...。」 大林が後ろに手を伸ばした。 やばい...銃を出す! 2040年6月2日9:46 午前 銃声が鳴り響いた。 何も感じなかった。 前にいたのはフルフェイスのSATだった。 シールドでガードしたんだ。 [GO!GO!] 一変「助かった...!」 よし...これで制圧していけば...行ける!!!
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