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世界・征服??? 秘密・結社?????
そんなものが実在したんですか? というか、実在していていいんですか? 秘密結社なのに、いくら秘密保持契約交わしたとはいえ、今日会ったばかりの人間@私に、堂々と名乗っちゃってよかったんですか?
…ツッコミどころが多すぎて、ちっとも考えがまとまりません。先ほど入社同意をしたばかりですが、退職願、出した方がよいでしょうか。
いろいろな思考がぐるぐる渦巻いて、ぼうっとしていたようです。気付いたら、おじ様が目の前で手をひらひら振って、「おーい? だいじょうぶかい?」なんて言っています。
そのとき、真っ白な脳内の中であることがパッと閃きました。
『まさか、AHKって、悪の、秘密―結社!?』
うそーん…。
ますます、早く辞めることをことを検討すべきという気がしてきました。
とはいえ、さすがに、即・辞めたいとは言いかねて、もしも、もしもですよ? 一身上の都合で入社をご辞退したいと言ったら、と言ってみたら、
「いやもう、僕らの裏の顔しゃべっちゃったし。それはほら、それ相応の」
「そうですね。それ相応の」
「相応の」
と、3人それぞれに、にこやかに返し、それからすっと真顔になって
「「「まさか、辞退したいんですか?」」」
と、それは見事なユニゾンで聞き返されました。ちょっと、皆さんの真顔、恐いんですけど。さすが悪の秘密結社? とてもじゃないけど、はい、辞めたいです、なんて言い出せません。曖昧に首を横に振ると、
「「「ですよねー」」」
途端ににこやかな顔に戻る3人。何なの、顔芸?
結局、仮雇用期間を設けてもらって、ようやく解放されました。長い1日でした。
どこかにあったわよこんなパターン。最近ニュースで見た、何だっけ。
あ! そうだ! 高齢者に布団とか売りつけるなんとか商法にそっくり!
…いや、それよりもずっとたちが悪いわね。布団はクーリングオフできるけど、私は後が無いわ、多分。
To Be Continued???
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