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さわり心地が、すっごくイイ!
あ、この美髪を洗わないと…
ふと我に返って
シャンプーをつけ
丁寧に、壊れ物を扱うように洗っていく…
黒髪の男
「ン…ッ」
は!?
ワタシ
白河 美依柰
「あ、ごめんなさいっ
痛かったですか?」
少しだけ、眉間にシワがよってる…<汗
黒髪の男
「大丈夫だ、続けてくれ…」
(内心:髪を洗うついでに、心地よい
ヘッドマッサージをしてくるとは素晴らしい…)
髪を洗い終わり、バスタオルで
水気を取りながら…
これまた、ていねいに拭いていく。
ワタシ
白河 美依柰
「ふう…あ、あの…こちらへどうぞ。」
その男性を、別の椅子に案内して
座ってもらい、髪を切るため
カットクロスをつけてもらって…
よし…これで、準備出来た!
けど…これから、この美しい
黒髪を切らないといけないのかあ…
黒髪の男性
「痛んでる毛先を
切り揃えてくれれば良い、…」
この毛先ね…よ、よし…
ワタシ
白河 美依柰
「かしこまりました!
お任せくださいっ」
ワタシは、腰に巻いてるシザーケースから
使いなれた、ヘアカット用シザーを取り出す。
✂1時間後✂
痛んだ毛先をカットして
その後は、バランス良く切り揃え
クシで、美しい黒髪を整えていく。
それから、鏡を後ろで広げ
鏡越しに…美髪の男性は
ほんの少しだけ笑ってくれたように見えた。
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