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お昼も食べて、その後も抜かりなく
しっかりと仕事をこなし
勤務終了時間になったから
着ていた美容室の制服の
上だけ脱いで、私服に着替え
自分の荷物を持ち、みんなに
お疲れ様でした~と声をかけて、店を出て…
ズボンのポケットにいれていた
柊さんの電話番号をスマホに登録した後
家路につきつつ、電話をかける。
ルルル…
電話口
『はい…』
この声、柊さんの声だ。
ワタシ
白河 美依柰
「あ、美容室サンライトの白河です。
今日は、ご利用ありがとうございました。」
電話口で、息を呑むような声が聞こえた。
電話口
柊 光仁
『ッ…よ、良かった!
正直…連絡をしてくれるとは
思ってなかったんだ。
そ、そうだ…会って、話がしたくてな
この後、時間はあるだろうか?』
ワタシは、スマホの時計を見る…
あとは帰って、てきとーに食べて
お風呂入って、歯を磨いて寝るだけだし
明日の出勤時間も
朝10時から、時間はあるわね。
ワタシ
白河 美依柰
「はい、時間ありますよ。」
電話口から、安堵するような声が聞こえる。
電話口
柊 光仁
『良かった、そしたら
駅ナカの純喫茶、カフェムンドで会おう。』
ワタシは電話口に頷く。
ワタシ
白河 美依柰
「分かりました、カフェムンドですね。
すぐに向かいます。」
ちょうど、駅の近くまで来てたから
そのまま…駅ナカの純喫茶、カフェムンドに向かう。
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