「Battle Field IN 狂うJAPAN」

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(数秒のブルースクリーン表示後、簡単なロゴ(下記参照)による説明で 本映像は始まる) 20XX年 6月… 極東における軍事作戦記録映像コード名“MADNESS/JAPAN” 記録指示者:統合政府極東旅団所属:ロッテン・バーグ大佐 現地撮影要員:統合軍第43独立歩兵隊所属:カイエダ・ラミレス二等兵 ロゴ数秒後、画質の粗い映像から本記録は再生される…… 飛沫を上げて、水上を疾走する上陸用舟艇“ガンボート”と、それに乗る兵隊達、手にしたM4突撃銃…彼等の向かう先には黒煙上がる高層ビル群、そして、人々の悲鳴や銃声、爆発音が風に乗って、聞こえてくる様子を映し出していく。 大尉(この映像の中で大尉と呼ばれる人物、本作戦の指揮者だったと思われる):「こちら、統合軍43歩兵隊、コールサインはウィスキー43、共戦協定に基づき、我々はJAPAN有事に対し、住民の避難と安全確保のための作戦を行う」 ボブ(黒人兵士、撮影者ラミレスとの会話や行動から、二等兵の上官、相棒と思われる):「HEY、ラミ(ラミレスの略称)お前のファーザーの国は、ミソの香りが濃厚だな。てか、今の話聞いたか?事務屋の大尉、だいぶ気張ってるぜ?」 ラミレス:「伍長、俺も日本に来るのは、初めてだよ。だから、ミソの臭いは同感…そもそも、相手は?敵は何なんだ?」 ボブ:「詳しくは知らねぇ。とにかく何かに攻撃を受けた。第7艦隊は連絡とれず…J(恐らく自衛隊)は出動前に各地で各個で展開…あちこちで交戦状態…全く、ナンバーテン(最悪)だ」 隣の兵士:「イエロー(ボート内アジア系兵士が顔を顰めるのに気づき)ワ、ワリィ、JAPANは平和維持国だろ?そもそも戦えんのか?」 ボブ:「それが、結構、奮戦、善戦してるらしい。日本人は、やる時はやるって言うからな。ほら、オーサカでトライポッドを二機倒してっていうアレ…」 ラミレス:「伍長、それは映画の話だ。トムクルーズ…」 ボブ:「ああー?そうだっけ…」 会話途中に、ジェット機の離陸音を何倍にも増大させたような音と共に、全長5、6メートル、翼竜(?)のような怪生物が、ガンボートへ降下し、舳先に立つ、大尉を足で掴み上げる。絶叫を上げる兵士達… 兵士①:「大尉ー!!」 兵士②:「何だ、こいつは何だっ!?」 ボブ:「ビビってる場合か、オイッ!助けるぞ」 上空高く舞い上がった怪物に、M4で狙いをつけるボブ、しかし、すぐに銃を下ろし、悔し気な声を上げる。 ボブ:「駄目だ。大尉に当たっちまう」 ラミレス:「伍長!」 ボブ:「!」 ラミレス:「2時の方向、新手だ」 再びの兵士達の声…カメラは、水上から小山のような、巨大なカメ型怪獣の姿を捉える。怪獣の登場で大きく揺れるボート内… 右往左往する兵士達、ボブが船上に取り付けられたM2重機関銃を操作し、吠える。 ボブ:「喰らえ、この、化け物ぉお!!」 隣の兵士:「ウェイト!ボブ」 ボブ:「What!?」 カメ怪獣の口が戦慄いた刹那、映像がバーンアウトを起こす(強い光量による一時的な画面消失だと考察される)数秒後、回復した映像には、カメ怪獣の口から、強い光の筋が放たれ、翼竜、爆散する。 兵士達:「大尉ー!」 水上の映像に、泳ぐ大尉の姿がある。カメ怪獣、そのまま、陸に向かって前進…ガンボート、大尉に接近し、兵士達が引き上げ作業を行う様子が映る。 隣の兵士:「大丈夫ですか?大尉」 大尉:「‥‥(肩で息をしながら、片手を上げる)」 ボブ:「アレが敵か?」 ラミレス:「いや…カメの方は俺達を助けてくれた感じだったぞ?」 兵士③:「そんな事より、ガイガーカウンターの数値が(腕に取り付けられたストラップが警告音を発している)メーター振り切ってる。あのカメから離れよう!」 兵士①:「えっ?じゃぁ、さっきの光、放射能?」 兵士②:「ヤベェよ。玉無しになっちまう」 大尉:「総員、上陸準備!陸を目指せ!ボート、全速前進!!」 ボートの加速音と同時に、高い水飛沫が画面全体を覆い(恐らく撮影者が倒れ、録画が停止された)映像は一反途絶える…  再開された映像には、船着き場と思われる場所に上陸した数名の兵士達、そこには、ボブや大尉の姿が映っている。 大尉:「本部、こちら、ウィスキー43、ウィスキー43……駄目だ…どうやら、ここにいる味方は我々だけのようだな?伍長…」 ボブ:「俺の無線も駄目です。さっきのカメ野郎のせいで、局地的なEMP(電波妨害)が起きているようです」 ラミレス:「この国を攻撃してるのは、ワイバーン(翼竜)の群れって事か?」 兵士①:「それだけじゃねぇ…みてーだぞ?」 ラミレス:「何?」 大尉:「!?…各自、じ、自由射撃!!撃て、撃ちまくれぇっ!!」 カメラが向けられた先には、人間大の直立したエビ?のような甲殻類達が甲高い摩擦音(恐らく咆哮)を上げ、こちらに向かってくる様子とM4を発砲する兵士達の銃声が同時進行で映されていく。 ラミレス:「(銃声に掻き消されない程の大声で)弾通ってるか?コレ?」 兵士①:「(金属音が止まる音)っ!?そーてん(装填)」 兵士②:「ウワッ、はや…(この直後、甲殻類に飛びかかられ、倒れる)ギャアアア」 ボブ:「この野郎!」 叫んだボブが銃弾を怪物にぶつけながら、ブーツで相手を蹴飛ばし、組み敷かれた兵士を救出した。 間髪入れずに、怪物の腹部に接写する撮影者が自身の銃から連射で弾を発射する。不快な破砕音と一緒に、レンズに緑色の粘液がこびりつく。 兵士③:「やったのか?」 ラミレス:「動かない…死んでる。アレだ。外甲殻はかてぇが、内側なら通る。デケェ、ハサミの隙間から弾通せ」 兵士①:「簡単に言ってくれるぜ?ほらよっ(叫びながら、銃を撃つ)」 ボブ:「一匹やったぞ。お次は」 大尉:「数が多すぎる。速やかに離脱、手りゅう弾」 兵士②:「(立ち上がりながら)駄目です。近すぎます」 撮影者が毒づきながらも、周りの兵士達と発砲を続ける。中身をぶち撒けた数体の甲殻類より、遥かに多い敵が、徐々に距離を詰めてきた刹那… 金属を擦る音と共に、甲殻類達が真っ二つに裂け、緑色の噴水を上げていく。呆然とする兵士達の前をJAPAN SWORD(日本刀)を携えた、少女が通過していく姿が映しだされる。 ボブ:「サ、サムライガール?」 兵士①:「制服を着ていた!あれは女子コーセーだ」 兵士②:「女子コーセーェッ!?日本のJKはカタナを常備してるのか?」 ラミレス:「いや…多分、違うと思う…」 大尉:「落ち着け…とにかく、通信が使える所と友軍を捜すぞ。全隊移動」 兵士③:「何だか、頭が痛くなってきた」 隣の兵士:「俺も…」…  市街地を走る兵士達の映像…自販機や店舗の様子から、小隊は電気店の多い通りを移動している事がわかる。 大尉:「だいぶ静かになってきたな(映像から察するに、時間帯は夜のようだ)」 ボブ:「確かに…化け物もJKも一休みですかね」 兵士①:「港から上陸して、ここまで来ましたが、避難する人こそあれ、死体や怪我人を見かけませんね?これが、JAPANの戦場ですか?だとしたら、超COOLだ」 (記録過多のため、省略したが、巨大甲殻類と、刀を持ったサムライ女子校生邂逅後に多くの一般市民や警察、消防の人間と小隊は接触している。いずれも、脅威はないと判断し、そのまま別れ、まだ、避難が出来ていない人間がいるとされる、都市中心部に彼等は移動していると思われる) 大尉:「それだけ、彼女達が戦ってくれていると言う事だろう」 ボブ:「あの、でっけぇカメ怪獣もな」 喋る大尉達の横で、兵士の一人が自販機をマジマジと見つめながら、何度も頷く。撮影者が声をかける。 兵士②:「いや、JAPANの自販機はガールの下着が売ってると聞いたもんで…」 ラミレス:「……(長いため息の後)フォークロア(都市伝説)だ…」 兵士③:「俺も聞いたぜ?だったら、さっきのサムライJKのがいいな」 ラミレス:「それは、最早、お守りだろ…?」 ボブ:「ラミ、こんな非現実的要素闊歩デフォの国だ。今更驚く事でもあるまい」 隣の兵士:「ホントその通り…魔女の大鍋ひっくり返したみたいだぜ。全く、作戦が終わったら、ハネムーンの予定だってのに」 兵士①:「オイッ、それは、JAPANじゃあ、"お約束"だぞ?言わねえ方がいい」 隣の兵士:「どーゆう意味だ?」 ボブ:「無事には帰れねーって事だ」 ボブの言葉に、慌てて口を噤む兵士、撮影者が"Crazy"と呟き、頭を振ったのか、映像がブレた瞬間…爆発音と振動が、画面全体を震わせ、小隊の眼前に銀色の巨大な構造体が滑り込んでくる。絶叫する兵士達… 兵士:②「ワアアアアッ、な、何だよ、コレっ!?」 ラミレス:「巨大ロボット!味方か?」 ボブ:「正解だ、ラミ。20mはあるぞ」 兵士:③:「多分、日本製、いや確実に」 大尉:「落ち着け!何製でもいいが、コイツが倒れてるって事は、やった奴がいるって事だ。それも近くに」 兵士①:「…!?…上から来るぞ!気をつ…」 叫ぶ兵士の体に、黒い触手が絡みつき、一気に引き上げられる(あまりのスピードに映像が何度もピンぼけする)そして、触手の元である、巨大な風船、もしくはタコのような怪物がビルの間からゆっくり姿を現す。 ボブ:「FucK!ファッキン、デビルビッグフィッシュ!」 大尉:「軽機(M249軽機関銃の略)を使え!◯◯(兵士①の名前)を救出せよ」 兵士③:「イエッサー(了解)」 吠える兵士に呼応して、給弾ベルトを震わすM249から機関銃弾が吸い込まれるように、巨大球体へ命中していく。 それを撮影する画面横から、赤と白の衣装を纏った女性が、空中に飛び上がる姿が映る。 ボブ:「What!?あのレディ、ガール?ナニ持ってる?」 ラミレス:「ナギナタ…ランス、そして衣装から察するに、巫女だ…」 隣の兵士:「ミコ?JAPANシスター?」 ラミレス:「シャーマンに近い…と思う」 ボブ:「ラミ、JAPANのシャーマンレディは、空を飛べるのか?スーパーマ、いや、スーパーガールみたいに」 ラミレス:「知るか!俺が聞いてた国とだいぶ違う!もう、頭可笑しくなりそうだ」 兵士②:「(M4を撃ちながら)パニくんな。ラミレス!◯◯は、まだタコの脚の中だ」 怒号が飛び交う中、空中で浮遊した巫女が、球体近くの、屋上に降り立ち"ハッ"と言う掛け声と共にナギナタを振り上げ、襲いくる触手を寸断する。 歓声を上げる兵士達の横に、捕まった兵士をお姫様のように抱えた巫女が降り立つ。 兵士③、ボブ、隣、②「Bravo!Bravo!JAPAN巫女サーン!サンキュー!サンキュー!!」 兵士①:「アリガト、アリガトーゴザイマス」 巫女:「(少し恥ずかしそうに、俯き)間に合ってよかった。外国の皆さんは同盟国の人?…ですか?」 大尉:「YES(言葉を流暢に話せるのは彼だけの様子だ)我々はJAPANで起きている有事の支援に駆けつけました。この国では一体何が起きているのですか?」 巫女:「(考えこむような仕草で)あらゆる闇の要素、怨霊や妖怪、それらが一度に噴出した。我々はそう考えています」 言葉の意味に首を傾げる大尉に、撮影者が"Ghost"と耳打ちする。 "Jesus"と目元を抑える大尉の上空を、触手の欠けた球体が再び現れる。 ボブ:「デェーム!まだ生きてやがるぞ!あの野郎」 巫女:「自衛隊は、ここから2キロ先の地点に展開しています。行ってください。貴方達の助けを必要とする方は、まだまだ、たくさんいます」 躊躇する大尉の苦悶顔は、数秒…次に顔を上げた時は、部下たちに号令をかける指揮官の姿が映しだされる。 大尉:「(巫女に敬礼しながら)Sorry!Good lack!巫女ガール」 巫女:「そちらも、ご武運を!」 ナギナタを構え、怪物に果敢な突撃を繰り返す巫女…その下を走る兵士達の会話を撮影者は逃さない。 隣の兵士:「色々さっぱり、未だに混乱中だが、1つハッキリしたな」 兵士①:「ああ!」 兵士②:「JAPANは古来より、下は穿かないと聞いてたが、あの巫女サンは礼節を守ると見た」 兵士③:「そう、つまりは!」 ボブ:「は…」 撮影者が銃床で勢いよく、二人を殴り、映像の録画が三度停止する…  大尉:「…〇〇〇〇(映像は途中から始まっているため、会話の全容は判別できず…)これは…」  ボブ:「落ち着けって、言ってくださいよ。大尉、でないと泣きそうだ」 小隊は、ビル街の真ん中、広場のような所に展開している。辺りには、自衛隊員と覚しき兵士達が次々と後退する姿と、 彼等の背後に聳え立つ、ビルとビルの間の空間に、黒い巨大な穴が空き、そこから、種々様々な怪物達が姿を現す様子を映している。 大尉:「総員、戦闘…」 大尉が指示する前に、いくつもの光球が、穴や異形に命中し、彼等の後方頭上から、華やかな衣装を纏い、空を駆る少女達の姿がカメラに捉えられる。 兵士①:「あれは…!?」 兵士②:「マジカル・ガール!」 ラミレス:「魔法少女って言うんだ。ホントはよ」 ボブ:「とにかく、当初の任務は遂行出来そうだ。Hey!J!状況はどうなってる?」 ボブが自衛隊員の一人を捕まえる。 自衛隊員:「(言葉が通じる様子だ)我々も完全な把握は出来てないが、とにかく、何らかの影響で発生した、あの穴が元凶だ。確認しただけで、20数カ所、日本各地で、同様の状況が発生し、目下交戦中だ」 大尉:「あの子達は何だ?いや、彼女達だけじゃない。ここに至るまでの道中、あらゆる者に出会い、少なからず、命を救われた。巨大怪獣にカタナ持ちのJK、戦う巫女サン、極めつけは目の前の魔法少女…」 自衛隊員:「…わからない、存在を確認する情報、事象はいくつも、以前からあった。ただ、今回のような“あからさまな登場”は、初めてだ」 と肩を竦める隊員の映像に "そんだけ、ヤベェって事だろうが" と言う撮影者の呟きが重なる。 大尉:「なるほど、よくわかった。なら、尚更、気になるのは、どうして後退するかだ?見たところ、住民の退避は、もう終わっているようだ。後は戦う…」 自衛隊員:「…(非常に苦しそうな顔で)我々は、未知の不特定多数の勢力を支援し、共同で戦う事は、法律に明記されていない。政治屋は、こんな時でさえ、自身の保身に走って、決まるモノも決まらない。例え、彼等、彼女が我々を助けてくれている事が明確に確認できる現場の声が、あったとしてもだ。だから…支援は出来ない。基地に戻るだけだ」 大尉:「……了解した」 ボブ:「…………大尉ぃ?てこたぁ、任務は?」 大尉:「終了だ。一般市民の退避は、既に終わってるとの事だ。彼等の基地へ一緒に戻る。通信手段が確保されれば、次の指示を確認できる。ここで戦うも、どうするのか?も、全ては上の指示だ。その点では、我々もJと変わらない」 ボブ:「…(黙り込む)」 撮影者は名残惜しむように、後方で戦う魔法少女達を映していく。少女達が手や杖のようなモノから放つ光は、黒い穴から出る怪物達を次々と葬るが、敵は際限なく発生している。このような状況は、映像分析官も初めて見るモノで、解析不能との見解だが、彼女達が劣勢になりつつあるのは、素人目にもわかる。 だが、少女達は戦いを止める様子はない。こちらを時折、振り向き、少し笑うのは、守るべき対象が後方へ下がるのを確認し、安心している様子だ。 やがて… “Sit”と言う呟きが漏れ、移動する兵士の背中を映す映像が反転し、魔法少女達の方へ向く。 カメラ外から兵士達の声が飛ぶ。 大尉:「ラミレス二等兵、一体何をしてる?命令違反だぞ?」 ラミレス:「もう散々驚いた。これ以上はないでしょう。だから……あの子達を助けます」 ボブ:「おい、ラミ、気は確かか?帰れるんだぞ?(少し、声に笑いが含まれている様子がある)」 隣の兵士:「そうだ。これ以上は専門外だ。弾だって、そんなにない、本隊の増援を待って…」 兵士①:「ラミレス、散々イカレタ目に遭ったんだ。これで、いいだろ?」 兵士②:「……フゥーッ(ため息)なぁっ、〇〇(兵士③の名前)何か思い出すな。16年の〇〇部族支援、あの時のお前、そっくりだよ」 兵士③:「冗談言ってる場合じゃねぇ、アイツは正しい、皆、わかってる」 ボブ:「じゃぁ、決まりだ」 伍長の声を合図に、兵士達が画面に現れ、M4小銃を、怪物達に向けて、撃ち始める。何名かの自衛隊員も加わる姿も映り、中には、両手にマガジンを抱え、味方に配る者もいた。 隣の兵士:「全く、気は確かかよ?散々、パニくったのに、まだ、戦うとか…全員、狂ったJAPANに毒されたな(そう言いながら、構えた銃で、一人の魔法少女に飛びかかった異形を撃ち抜く)」 ボブ:「ハッ、だったら、今度はこっちが、パニくらせてやろうぜ!」 銃を撃ち、走り出す兵士達…そのすぐ近くを、心なしか、嬉しそうな顔の魔法少女達が続く。 映像はここで大きくブレる。撮影者の頭に付けられたカメラが取り外されたようだ。 大尉の顔がアップになり、恐らく自衛隊員の一人にカメラを渡す様子が映し出される。 大尉:「観ての通り、我々は、彼女達、魔法少女を支援する。貴方は基地に、この映像を持っていき、本部に増援と早急の共闘規定を定めるよう、掛け合ってくれ」 カメラが上下に動く。それを確認した大尉が背を向け、部下達の下へ駆け寄る姿が映り、映像はブルースクリーン画面に戻る。最後に、この事案に関しては “現在要請検討中” とのロゴが入り、映像は終了する…(終)
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