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帰ろうとして真帆さんに引き止められ、隣の部屋に連れてこられた。
「真帆さん帰ります。すみませんでした。
屋上は決まった人しか入れないって知らなくて…屋上の帰りに、2年の女の先輩が言ってました。」
「ねぇ。勘違いしてない?私達は怒ってないよ。
なんで、そんな顔して私達をみてるの?
過去に辛い思いをしたんじゃないの?
それに…何で人と距離をとろうとするの?
龍王の事を知らないと言ったけど、引っ越してきたのかな?
おせっかいだけど気になるのよ。
空を見上げて泣く姿が、もろくて切なかったの。今にも消えそうな気がして…
でもね…知りたいのよ。斗輝は、今まで女の子に興味を持たなかったのに、萌佳ちゃんの事を気にかけてるの。
いいにくければ言わなくていい。でも力になりたいから―――」
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