第1章

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だから、今は学校に近い場所のマンションで1人暮らしてます。」 真帆さんは、抱き締めてくれたままで黙って聞いてくれた。 「空を見て流した涙は、ご両親を思ってたのね?」 「は…はい。」 抱き締めてくれてる腕が強くなった。 「萌佳、学校では私が傍にいてあげる。 気にしなくていいし屋上においでよ… それと、今日は萌佳の傍にいたいから泊まりに行っていいかな? 萌佳と話をしたいからね。」 「えっ…」 驚いた初めてだもん。 真帆さんが萌佳と呼んだのだった。
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