第1章

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「さぁ、あっちに戻ろう。大丈夫だからね。」 ガチャ ドアの向こうの部屋に戻り、ソファーに座ったけど、隣に真帆さんが座った。 「真帆、聞いたのか?」 「えぇ、聞いたよ。でもね。傷が深いわ。 萌佳が龍王を知らないのは引っ越して来たからよ」 簡単に説明すると『帰ろう』って立つ。 真帆さんに連れられてドアに向かう。 「はっ?何で、萌佳ちゃん家に行くんだ?」 「傍にいてあげたいからよ。」 「そんなに辛い事なのか?」 「斗輝。屋上の出入りを萌佳に許可してちょうだい。 いいたいことは言ったし帰ろうか。萌佳。」
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