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【斗輝side】
いつものようにメルセデスで登校した。
いつもと違うのは、校門の前に【入学式】の看板と校門に立つ1人の女。
『おい』と声をかけると振り返る女。
匠が質問したが、謝って校舎に逃げた。
俺達はいつもの場所に行くと、匠の女の真帆がいた。
「おはよ。匠、斗輝。」
「おはよ。真帆。」
俺は『あぁ』と言って、3人でいるとドアが開き、女が入って来た。
「あの子、勝手に入ってきたけどいいの?匠。」
「あっ、あの子さっきの…」
「さっき?」
「新入生だろうけど。俺達の事、知らなかったんだよ。」
3人で見ていると、空に何か呟くと涙を流して泣いていた。
とても綺麗な涙に心奪われた俺。
きっとこれを一目惚れって言うんだろうな。
「斗輝、匠、あの子、どうしたんだろー
何か、辛そうで今にも消えそうな雰囲気だね。
見てるとこっちまで辛くなる。」
真帆の言葉が離れない。
しばらくすると出て行った。
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