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道教の歴史 これだけ基本知識
①古代の思想家、老子が創設したと云うのは後世の伝説。
②中国の古代王朝。後漢(25~220年)末期に徐州(現在の山東省東部~江蘇省にまたがる一帯)琅邪郡(山東省南部~江蘇省北部の一帯)の人、
于吉(生没年不詳 200年に死去?)が初めて呉会(呉郡と会稽一帯)で道教の布教を始めたとされる。
護符や霊水で病気を治療し、無数の信者があったが、最後は江南の武将、孫策に処刑されたと云う。
于吉は中国の古典小説『三国演義』にも神格化されたかたちで登場する。
『太平清領書』(全百七十巻)と呼ばれる道教の書を著したとも伝えられる。
③于吉の教えを受け継いだ冀州鉅鹿郡(現在の河北省)の人、張角(184年頃に病死)が
「太平道」を組織し、多数の信者を集める。
最後は武装蜂起して理想の社会を作ろうと「黄巾の乱」を起こすが185年に鎮圧されている。
この乱が、有名な三国時代の始まりとなった。
↓于吉肖像。清朝光緒帝の頃に編纂された『図象三国志』より。
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