学生時代、よくス◯バのフラぺ飲みまくってたら来月ゲーセン行けないくらい小遣い減るよね。

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 二人はトーストを食べた後、あと2時間で正午の時間が迫るなか。  遅めの朝食を摂った事で昼まで腹も減らないだろうし、今日の予定は何もない。  世間体ではゴールデンウィークがスタート。  車で出掛ければ即座に渋滞にはまって身動きが取れなくなる想像は容易につくが……  ……5月上旬の筈なのに気温が高い。  生憎、この部屋に団扇以外に冷房や納涼用品は無い。  「暑いし暇」と夏海も駄々をこねだし、痺れを切らした綾乃が溜め息を一息ついて、提案を出した。  「なっち、わかったよ。  車出して、ついでに用事足しに行こ。  お店行ったら涼めるし、何か冷たいもん飲みに行くべ」  そうと決まれば夏海はすぐにクローゼットから「あれでもないこれでもない」としまっていた服を散らかし、着替えて出かける支度を整える。  綾乃もまた、髪を(くし)で解いてツインテールを縛り直し、二人はアパートの外に出た。
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