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この病院に併設している大きな家に住んでいるのは、夏海の同級生でありクラスメイトの白石 結希。
綾音ともクラスメイトであり、現在は3年生のため引退したが元テニス部の部長である。
綾乃が家のチャイムを鳴らすと、「はーい」とドア越しで黄色い声が響く。
綾乃はここで意地悪く、故意に声色を変えて「受信料の集金でーす」とインターホンに話す。
「バカ、綾乃！ そんな事言ったらユキが出てこないじゃない！」
「大丈夫っしょ。だってユキちゃんナッチ以上の天然だべさ」
「それ私に対しても失礼だけどユキにはもっと失礼だから！ ユキは純粋なだけよ！」
白い箱を抱えた地雷系女と赤い髪のJKが軒先でギャーギャー騒ぐ中、ドアが開かれると、黒髪のポニーテールがよく似合う発育盛り、スタイル抜群の凛とした女の子が現れた。
「こんにちは、綾乃さん。
今度は国営放送局に就職したんですか？
あ、夏海ちゃんも一緒なのね」
「こんにちは、綾乃さん。
今度は国営放送局に就職したんですか？
あ、夏海ちゃんも一緒なのね」
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