学生時代、よくス◯バのフラぺ飲みまくってたら来月ゲーセン行けないくらい小遣い減るよね。

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 白い歯を見せつけ、自信満々にグッドサインを力強く掲げる平次に対し、夏海は率直な意見を述べる。  「平次………いらない。返す」  「ええ!? なんで!?」  「なんか微妙に……キモい」  「おいそれ差別だろ! 酷くね?」  笑いながらも困惑する平次に、夏海は申し訳ないと思ったのか渋々ポケットに入れた。  一方の綾乃はコロポックルのトーテムポールをマジマジと見つめている。  「え……待って。これめっちゃ可愛いんだけど。  しかも手彫りだし、こんなに細かく彫れるの凄くね?」  夏海と対照的に興味津々の綾乃。  そこに食いつくかのように、まるで通販番組の司会のようにハイテンションでトーテムポールのサービストークの如く、説明が始まる。  「流石は杉谷さん家の娘は見る目があるねぇ!  何とこれ、脱着式!  分割しても、それぞれ全部ストラップが付いてるから失くさない!  カバンに付けて良し、スマホに付けて良し、キーホルダーにもなる!  しかもアイヌ民族伝統の木彫りで、神聖なコロポックルだからお守り効果も抜群!  3体揃ってるから健康祈願、交通安全、恋愛成就も間違いなし!」  「えー! すごいすごーい!  こんなに凄くて可愛いの、タダで貰っちゃって良いんですか!?」    
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