学生時代、よくス◯バのフラぺ飲みまくってたら来月ゲーセン行けないくらい小遣い減るよね。

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 綾乃は玄関でツナギを脱ぎ、脱いだそれを洗濯機に放り込む。  そんな時、不意に夏海の腹がなった。  「夏海、昨日の夜も言ったけど、パンあるし冷蔵庫にバターとかジャムとかあるから朝それ食べてって言ったっしょや~。  もー、言うこと聞かないんだからー」  呆れつつも綾乃は白い箱を塞いでいるビニールを剥がし、蓋を開く。  「綾乃、何それ?」  「ああ、これ? 夏海の朝ごはん持ってきたよ」  「えっ、マジで? 見せて!」  豪勢な朝食を期待した夏海が起き上がり、子供のようにドタドタと狭い室内を駆け、「痛っ!!」とテーブルの角に脛をぶつけて転がり、踠く。  「大丈夫?  走ったら音響いて近隣に迷惑かかるし怪我するよ?   まったく子供なんだから。  はい、どーぞ」  そう言って綾乃から手渡された物は、氷でよく冷やされてビニール袋に入れられたホタテの稚貝。  しかも活きが良いから微かに殻を開閉して動いてる。  
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