学生時代、よくス◯バのフラぺ飲みまくってたら来月ゲーセン行けないくらい小遣い減るよね。

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 「何これ?」と指差して尋ねる夏海。  「見たらわかるべさ。稚貝」  「稚貝? 朝食にこれ食べろと!?  別に……調理してくれるなら食べるけど、朝から海鮮って重くない?」  「ごめんごめん、冗談だって」  もはや寝惚けてるのか本当に狙ってボケたのか分からない。  結局、港の漁師から差し入れでもらった稚魚は冷やして保管し、後程、隣人や友人、知人たちにおすそわけすることにした。  ともかく、綾乃はすぐに稚貝を冷蔵庫にしまって遅めの朝食を(こしら)える。  パンを焼くためにトースターの使い方を夏海に教えつつ、綾乃はフライパンの中にベーコンと()き、カリカリと焦げ目がついた上から殻を割って卵を落とす。  「ナッチ、トースターの使い方わかった?」  「うん、わかった」  「いっつもその返事してるけど、ウチが教えて何回目だっけ?」  「4回目」  「ウチに教えてもらった回数は覚えてるのにトースターの使い方は覚えられないんだ?」  意地悪く茶化す綾乃に、歯向かう夏海。  「うるさいわね!  私が悪いんじゃないのよ!  このボロいトースターのせいだわ!」  「ううん、単にナッチが設定時間間違えてるだけだよ」  
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