33人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
俺が無気力な声で「あー」と言うと、彼はほっとしたような、絶望したような顔をするのだった。
俺の日常にちょっとだけ変化があってから3日後、その時はやってきた。
「坊っちゃん……」
俺のちんが上を向いて、ハイセンに快楽を与えてもらおうと待っている。
ハイセンは困った顔でこちらを見ている。俺は早くあの快楽が欲しくて早くも腰が浮いている。
それだけではない。まだ触られてもないのに、もう先走りが溢れて、尻の穴はじくじくと熱を孕んでいる。
ーーああ、こっちの世界に取り込まれちゃった。
でも仕方ない。あんな快楽を脳髄に叩き込まれたら、もう後には戻れない。
「ああー」
俺がだらしない声をあげて、舌をつきだすと、ハイセンは一歩俺に近づいた。彼の目がうるみ、俺の誘いにひかれているのがわかる。
しかし、彼は腕を組んだままで、俺に触れようとしない。彼の目が俺の枕元に滑る。そこにはメイドを呼ぶ鈴が置かれている。
――いやだ!
最初のコメントを投稿しよう!