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1話 神のお告げ
自然豊かな山間の中。
電子通信もギリギリ届く山林の中で、アテムという男はひっそりと暮らしていた。
ふくよかで、顔色は黒っぽい。
糖尿病か薬物か、何かしら体に悪いことをしてきたに違いない。
若い頃から、パソコンとだけ向き合う生活をし、都心で忙しい日々を送っていた。
澄んだ空気と青空、夜には手に届きそうな星が輝く。
朝になれば鳥たちのさえずりで目を覚ます。
そして、コーヒーを入れて仕事をする。
年齢も50代後半になり、ようやくフリーランスで、SEをすることができた。
友達がいるが、遠くに住んでいるため、本当にたまに会ったりするくらいで、普段はSNSやオンライン通話を使って喋ることが多くなった。
今日も友人や知人とオンライン通話でお喋りを終えると、アテムはベッドへ入った。
少しするとすぐに眠りについてしまう。
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