1話 神のお告げ

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すると、夢の中に迷い込んだ。 神々しい光の中で、アテムはヴェールをまとった人影と出会った。 顔は分からないが、人型であることには間違いない。 すると、この人影はこう答えた。 『この世界は4つの国で成り立っていることは知っているであろう。今、4つの国が戦争を起こそうとしている。4つの国が争いを起こさないように監視、統治するのだ。これは私から、貴方への天命だ。それができるのは、アテム貴方なのだ。貴方はノウスとサウズの監視統治をしなさい。残りのイースとウェーズは監視、統治できるものがいる。そのものに天命を下すのだ』 まるで、神様からのお告げのようだ。 この言葉だけを残し、人影は去っていった。 人影が消えたのと同時に、アテムは目を覚ました。 ハッとして辺りを見渡すが、人影はない。 真っ暗な部屋の中、枕元にあったライトで明かりをつける。 家の中を探し回っても、夢で見た人影はなかった。 人影は見つからなかったが、仕事部屋で、アテムは何かを見つけた。 それは、自分が印刷した紙ではなかった。
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