そこまでバラさなくていい……

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「あー、じゃあ、ちょっと住んでみたら?  二、三日」  そんなことを言って、おばちゃんは豪快に笑う。  うーむ。  砂月さんの横に、こんな長身で可愛い顔をした若い男を住まわせるのはどうだろうか。  だが、まあ、今、あの二人ラブラブだからな。  隣に新たなイケメンが来たところで、なにも関係ないか、 と悔しいが、砂月の高秀への愛を認める。  かくして、大学生、錦は空いている201号室に住んでみることとなった。  それが昨日のことだ――。
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