そこまでバラさなくていい……

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   高秀は朝の光に目を覚す。  狭い。  なにもかもがすぐそこにあるこの感じ。  自分の部屋ではない。  そうだ。  砂月の部屋だ、と思い、起き上がる。  床に敷かれた布団。  砂月の姿は隣にはない。  砂月は冷蔵庫の前にしゃがみ、野菜室をゴソゴソやっている。  こちらを振り向き、 「あ、おはようございます」 と照れながら笑いかけてきた。  ……可愛い。
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