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薄暗い室内に響き渡る私の喘ぎ声といやらしい水音。パンパンッという破裂音が耳の後ろから響く。
「はぁ……凄っ。なんか……妙な気分だ。というかまさか君にこんな趣味があったとは、ね」
彼は私を後ろから攻めながらもとても満足げに呟いた。
「中々にソソられるね、この眺め」
「……」
あの再会の夜に求められた岸岡さんとは結局部屋を暗くして行為に至った。
それから私と岸岡さんは事ある毎に会う約束をしてその度にセックスするようになった。だけどいつも「部屋を暗くして」という私の言葉に不信感を抱くようになった彼に対して咄嗟にとある嘘をついた。
「セーラー服っていうのは……なんだろう。背徳感からの興奮が堪らないのかな。現役の女子高生に手を出す訳にはいけないが……コスプレした君なら何でも出来るってね」
「あぁっ、あ、あっ」
ギリギリの処までスカートをまくり上げ、片足に下着が引っかかっている状態で後ろからズンズンと腰を振られている。
「いつもよりいいっ……ん、ヤバい……腰が止まらない」
お互い欲望のまま求め合い、気が付けば快楽にまみれて果ててしまっていた。
恰好だけを見れば女子高生がいい歳した大人の男に犯されている図だ。そんな視覚的効果も岸岡さんを容易く快楽の放出を促したのかも知れなかった。
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