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修羅場
「横山さん、滝本さんを私にちょうだい。貴方は、彼には相応しくない。私の方が彼を愛してる」
突然、矛先がこっちにむいた
何なの一体
私を巻き込むな
「私は元輝とは別れるから、勝手にやって」
いらないそんな男
「いや、別れない。田辺さん帰ってくれない?君と付き合うつもりはない。君のこと好きでもない」
「なんでそんな事言うの?好きだって言ったじゃない。メールだってずっとやり取りしてたし。ひどい」
「それは君が勝手に送ってきたんだろ。俺は一回も返してない」
「そんな…」
なんだか、こじれてきた
もう痴話喧嘩は2人だけでやって欲しい
とにかく帰らせて
こんな修羅場嫌なんですけど
私2人の事に関係ないし
ずっとどうでもいい話を聞かされてる私が、惨めじゃない?
「私には関係ないから、帰るね」
そう言って、走ってその場を去った
「ひかりっ。まって」
待つわけないだろ
もう最悪
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