【#文披31題_2024】

2024/7/4 アクアリウム

#文披31題　アクアリウム

俺は空飛ぶ馬車に揺られていた。
真下に舗装されたコンクリートの道、地図の点はずっと動き続け、更新されていく。

あたりはすっかり暗くなっている。蒸し暑い夜がやってくる。馬車は大きな水槽の真上に止まり、扉が開いた。

他に道はない。俺は夜の水槽へダイブした。