第0章 プロローグ。

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第0章 プロローグ。

黒鳶 友梨香(こくえん ゆりか) 白河 祐貴(しろかわ ゆうき) 2人は黒と白。 決して交じり合ってはならぬ運命(さだめ)でございました。 白河 優香里「黒鳶の当主と結婚するなど許されぬ事です。白と黒は相反する関係性なのですから交わる事など自然の摂理に反します。」 ここは異世界にある琥珀乃宮。 人口が僅か1000人の小さな国ですが 黒鳶の当主と白河の当主は常日頃から相反する存在として犬猿の仲でした。 黒鳶家と白河家は相反する事で 自らの家を繁栄させて来ました。 お互いを敵とする事で黒鳶には、 白河には負けたくないという気持ちが 一族の繁栄に関わっていたからです。 黒鳶友梨香「祐貴とは結ばれないの? どうして白が正義で黒は悪だから? ねぇ…、皆が共に繁栄する道はないのかしら?」 白河祐貴「白も黒も 正義ではダメなのかな?」   結局2人の想いは結ばれる事はなく、 黒鳶友梨香は黒川行信と白河祐貴は白石美由紀と婚姻を結ぶ事になりました。 黒鳶行信「友梨香の事は、 俺が永遠に愛します。」 白河美由紀「祐貴の事は 私が永遠に愛します。」 黒と白は交じり合う事は出来ず 琥珀乃宮では白と黒を混じり合わせて灰色にする事が厳禁になりました。 黒鳶行信「万理華、灰色は…」 白河美由紀「健太、グレーなど 存在してはならない色よ。」 黒鳶友梨香と行信の子どもである 万理華と白河祐貴と美由紀の子どもである健太でしたが…
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