僕の罪と君の記憶

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 奥をこすると、和也は初々しい反応を返す。顔を覗かれるのが恥ずかしいらしく、腕で顔を覆い隠そうとする。僕はその腕をベッドの上に縫い留める。表情をもっとよく見たかった。いまの彼は靴を並べて、コーヒーを飲んで、絵を描かない。しかし、いまの表情はよく知っている彼だった。  僕は夢中で指を動かした。一本だったものが二本、そして三本の指をそこに沈ませる。和也は耳まで赤くしながら、仰け反り、いやいやと首を振って、それでも快楽に翻弄されて、口から声が漏れる。 「あん、ん……あぁあ」  強請ってくる。和也の奥がうねって、強請っている。和也の目が欲情に濡れる。  指で弱いところを突くと、腰が浮かして、股を開く。  いつも僕は、和也の赦しを待っている。彼とひとつになる赦しだ。 「……いれて」  和也は肩で息をして、自分の膝を抱えた。あられもない姿を見せつけて、へらりと笑う。和也のそこはぬらぬらと濡れぼそり、いやらしくひくついていた。 「だいすき」  頭にかっと血が上る。 「和也!!」
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