意地っ張り魔法使い、X回目の人生でも臍を噛む

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 ケントガランはレオルゴールの頭を抱いて歓喜した。繋がっている場所だけでなく、全身でケントガランはレオルゴールとつながったような錯覚を覚えた。彼は陶酔し、甘く腰を揺らした。 「あ、ああ…あっ……」  ゆるい抽挿に合わせて、レオルゴールも小さな嬌声を上げた。それは肉体的な快楽によるものではなく、未知の行為に恍惚としたからである。  レオルゴールは自身がなにかとても大切な宝物になったように感じた。ケントガランはそれほど丁重にレオルゴールの体の隅々までキスを落とした。 「ああ、レオルゴール、私は幸せだ……君の中に出したい、いいだろうか?」 「んん…!」  レオルゴールの返事を待たず、ケントガランは腰の動きを早めた。レオルゴールは尻の形が変わるほど上から叩き込まれ、胎の奥の奥までケントガランを迎え入れた。 「あああ、あああ!」 「ああ、出る…出るっ…!! 愛してる!」 「――――っ!!」  2人が達したのは同時だった。ケントガランはレオルゴールの中に欲望をたっぷりと吐き出した。レオルゴールは自身の精を腹の上に浴び、中も外もどろどろになった。
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