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その晩。
「ヒギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
何か聞こえたので、俺はメタセコイヤの罠に向かって走って行った。
「おのれえええええええええええええ!大造じいさんめえええええええええええええええええええええええ!」
あ!逆さ吊りになっていた、女を発見したのだが。
何かこいつ、パンツ丸見えでグルグル回っていた。
「あー。で?魔王。こいつが女神だって?」
「まあ間違いあるまい。大造じいさんが出てきたし」
残雪か何かか?こいつは。って魔王は思っていた。
「畜っ生おおおおおおおお!女の子用グリコに釣られた!でぃいいいっす!」
「ホントにいたんだな?こんな、馬鹿が」
でも、こいつ。
「こいつ、エウリアデ・キプロスじゃねえか!」
「ああああああ!ひっさしぶりいいいいいいい!みんなのラブメス♡エウリアデでぃいっす♡ヒギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「勇者!しばし待て!」
「放せ魔王!野郎ぶっ殺してやああああああああああああ!」
勇者はマジでキレていた。
「私を撃つんかああああああああああああ?!みんなに愛された、この私をおおおおおおおおおおお?!」
あん?そこで、俺は落ち着いた。
「私っつったか?僕じゃなくて?エウリアデは、完全に百合の僕っ娘だったはずなのに」
「し、しまったああああああああああああああああああああああ!上手の手から水がああああああああああああ!ぶべえええええええええええ!」
逆さになった鼻の穴に、魔法で生み出した水を流し込んでみた。
「アクアクリエイトだ。食らえ、偽エウリアデ」
「待て勇者。こいつは偽物ではあるまい」
「え?何で?」
「神という存在は、基本現世では降臨は出来ても、活動自体は出来はせん。基本膨大すぎる魔力故、七魄が揃わんのだ。なので、その代わりに、化身を置く必要があるのだ」
「化身って。ああ、ヴィシュヌみたいな?確か土着宗教の変遷で、ヴィシュヌには化身がいたって」
「あああああああ!ヴィシュヌは私のセフレの1人!あいつ私の足コキでヒギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「ああそれでか?化身がいなくって、エウリアデを?」
「そうでぃすよう!だから開放してプリーズあああああああああ!」
「まあいいけど、とりあえず、お前名前を言え。みんなで襲撃に行くから」
「ざけんなあああああああああああああああああ!ぐばああああああああああ!言う!言うから!そこのかーくん!私を助けろ!ササメの孫の新井田あばあああああああああああん!」
魔法を食らって、ぶっ飛んでいった。
「あ?魔王どうした?」
「知るか!」
俺の本名を言うなあああああああああああ!って新井田一魔はキレていた。
しかも、勘解由小路細のことは言うなって!トキに聞いてたけどさ!
「魔法で吹っ飛ばしたな?どこに落ちたのかな?」
何か、木の下のカブトムシを見付けるみたいになっていた。
「ありゃ?いない。って、逃げたじゃねえか!魔王!」
「知るものか!」
何か、文化祭前日は、魔王と喧嘩して終わってしまった。
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