第一章./レスト・タイム

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 ・・・ほんとうに勘弁してほしい。  何が『乳繰り合い』だどの口がそんな、(いわ)く付きを含んだ出まかせをほざくか。  まったく、いい加減、私で遊ぶのはヤメてほしいもんだ。  …なんて悪態を、  いつものごとくに突っ返してしまうと  また、面倒なので胸中のみでぼやくのに押しとどめて置くことにする。  私の平手攻撃をくらって顔面を覆い、なんとか悶絶している隙に  アーウェイさんの膝上から、そそくさと立ち退いた私は、  「…あの…、すみません。勝手にココで、休ませてもらっちゃって、」と。  カーフェイさんに向き直ると頭を下げながら、  声を搾るような言葉で  謝恩を述べる。  いくらアーウェイさんに連れられたからと言っても、昨晩から眠りこけて  気付いたら、よその人の別荘地にいました。なんて。  そんな言い訳は大人になると通用しないのもわかっているし、  自己管理もロクにできずに、男の家に転がり込んでしまった、とか。  母に知られたら、なんっ・・・・・・、  ・・・・・・・・・・  ・・・・・・・、  ・・・・  「あぁっ?!!」
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