第一章./レスト・タイム

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 Oh,no….  なんてこと・・・・・っっ。  母にならまだしも、もしかして祖父母に無断外泊の旨、つたわってないだろうな?  「っぇ、待ってちょっと待って家族ってダレ?誰に連絡入れたの?」  焦るがあまり、ソファーの背もたれに背を預け片腕を、ダランと縁に乗っけて寛いでたシルバーブルーヘアの男に、  つかみかかる勢いで  そう尋ねてみたら。  あっけらかんと、「そーゆーとおもったから"お前の"から連絡入れといた」と  ブラーん。  垂れ下げられた、見慣れた自分のスマートフォンが眼前に、掲げられる。  「あっ」  「固定電話だったらダレ出るか分かんねぇしな。てめぇの連絡先から母親に直接、電話しといた」  「…あっ。あぁそうでし……たか。  すみません」  一応、律儀に頭を下げて受け止ったスマホから連絡先アイコンのなかの、  履歴をタップすると確かに。  昨晩の時間帯で母にコールしたという記録がのこっている。  そして、乗っかかる勢いでおもわず、  アーウェイさんの足の間を跨いでた自分の体勢にも今さら、  気付いてしまって。  「…失、礼しました」  「ほんとにな」  「…」
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