私は気にしていたらしい

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成績優秀な私の どこが嫌いなんだろう。 母は私が中二の時に 「あんたのせいで働きにも出られない! あんたなんか産むんじゃなかった!」と ヒステリックに怒鳴った。 母親だと思わないことにした。 クソ婆の言うことなど気にしない。 それから30年後、 私は会社を退職して しょうがなく母の老後の面倒を見ている。 料理、掃除、洗濯、トイレの世話… 母でも娘でも無いんだがな。 すると、意外なことを母から言われた。 「生まれてきてくれて、ありがとう。」 永いことの雨が上がったようだった。
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