0人が本棚に入れています
本棚に追加
成績優秀な私の
どこが嫌いなんだろう。
母は私が中二の時に
「あんたのせいで働きにも出られない!
あんたなんか産むんじゃなかった!」と
ヒステリックに怒鳴った。
母親だと思わないことにした。
クソ婆の言うことなど気にしない。
それから30年後、
私は会社を退職して
しょうがなく母の老後の面倒を見ている。
料理、掃除、洗濯、トイレの世話…
母でも娘でも無いんだがな。
すると、意外なことを母から言われた。
「生まれてきてくれて、ありがとう。」
永いことの雨が上がったようだった。
最初のコメントを投稿しよう!