フォーマル

　彼の自宅は音楽教室のある場所からゆっくり歩いて三分くらいのところにある。
　彼はシャワーを浴びたあと、アイスクリームを食べた。梅雨のはじまりかな？　彼はそんなことを考えていたのだ。
　夕食を両親とすることになったが、浴室から出てアイスクリームを食べてしまったのだ。なかなか食は進まなのかもしれないと思っていた。別の場所に入るのか夕食をすぐに終えてしまっはた。
　彼は夕食のあとにCDを聞こうとしたが、今日出会った彼女を思い出してしまいそうでやめた。
　その日の夜は数学の宿題を片づけて寝ることにした。
　気がつくと朝だった。毎晩朝までぐっすりだった。彼は不眠というものとは無縁であった。
　登校するための電車に乗るために彼は駅まで歩いた。
　彼の通う高校の卒業後の大学への進学率は高かった。
　彼はそんな生活を送っていたのであった。その日は晴れていたが、傘を持って出かけた。彼は誰に言われる訳でもなくそういう行動をとった。幼い頃からの経験に基づいていた。