蕩ける愛であなたを覆いつくしたい~最悪の失恋から救ってくれた年下の同僚に甘く翻弄されてます~

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 唇を合わせながら、彼の部屋に導かれる。  カットソーをたくし上げて首から抜かれ、スカートのファスナーも下ろされて足元にすべり落ちてゆく。  「好きだ、茉衣さん」  「浅野……くん」  「ねえ、一樹って呼んで」  「か……ずき」  彼は満足そうに微笑み、キスをする。  そのまま胸のふくらみに手を這わせ、揉みしだく。  「あ……ん」  首筋を唇が這いはじめると、わたしは身体をびくつかせて、言葉とも吐息ともつかないものを、唇からこぼしてしまう。  口づけを繰り返しながら、彼の手はゆっくりと身体の脇を下がってゆき、やがて、わたしの一番密やかな場所に到達した。  「あ……」  淫らな声が漏れそうになり、わたしは唇を噛む。  「もっと……声が聞きたい」  欲を孕んだかすれ声でそういうと、彼の指がわたしの狭間に分け入ってきた。  敏感な部分を余さず責められて、彼の思惑どおり声が抑えられなくなった。  「あん、っや、かず……だ……め、ああん」    そんな繊細な、それでいて容赦のない彼の愛撫に、わたしは身も心も溺れた。
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