伍話ー増える階段ー

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伍話ー増える階段ー

「真宙っ!新s…」 「黙れ!!今いところなんだから」 「何が?」 「お前のお札だよ!!」 今のやつあと呪文つければ終わりだったのにぃ 最初からやり直しじゃん 「へぇーありがとっ。でねぇ今回は自分で見つけた!」 「何を?」 「七不思g」 「今俺は忙しいんだ」 「南校舎入口の階d…」 「だからっ聞かないって!!遥!!」 「でね、階段が増えるんだって…それh…」 「だから俺の話をきけっ」 「それはねぇ『増える階段』っていう七不思議で…ふえた 階段を踏むと異界のものに食われてしまう…って七不思議!!」 はぁ…こいつ最後まで話を聞かなかった… まぁいつももたぶん聞いてないしな… 「はいはい…で?」 「今日行かない?真宙!」 「はいはいじゃあ今行こうか…」 「あと五分で授業…」 「行こうといったのはお前だ…遥」 「へぁい」 あーそーだ 「遥お札…」 「あれさっき俺が邪魔したのにあるんだ」 「あぁ10枚な」 「すごっ」 「遥…ここ?」 「そーそー」 「どっちがやるんだ?」 「もちろんじゃんけんで勝ったほうね」 小学生か? 「ジャァーンケェーンポン」 俺がぱー 遥がぐー え…? 「よっしゃっ!行くの真宙な!階段数えて登って、数えて下ればおしまいだ!!」 「はぁぁっぁあぁ…はいはい」 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10 「上りは10段だよー」 「下りもよろしく」 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11 「は?」 「ミィツケタ」 背後から声がした。とっさに振り返らず 「異界封印!!」 と叫んだ 「ぎょぉぉぉ」 「封印完了!!」 「ふぅ…」 「真宙、お疲れー」 「お疲れじゃねーよお前が行けよお前が」 「いやだ…だって俺呪文長いんだもん」 「はぁ…まじで次は遥がいけ」 「わかったって。で真宙授業どうする?あと35分」 「お前のお札を作ってたせいで寝不足だから寝る」 「ん!?なんか俺のせいにされてる…」 七条学園七不思議今日もまた一つ封印された
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