17.Side 吉良

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「あいつら帰ったら、裸にしていい?」 「…へ?」 意外そうなモネ。 さすがにこんなことばっかり言って、キモいか。 「いや…なんでもない」 背中を向けて横になる。 「…私は、吉良さんになら何をされてもいいです。大好きだから、何でもしてあげたい」 もちろん裸になりますよ…なんて言いながら、後ろから抱きついてくる。 「…吉良さん、お腹触っていいですか?」 ビクッとした。 その一言でみるみる反応した。 ギュッと心臓を捕まれたみたいなドキドキが襲ってくる。 「…いい、けど」 そう言ったらモネはどうするのか?興味があった…。 失礼します…と言ってTシャツの裾から小さい手を入れて、スルスルと、割れた腹筋を撫でてくる。 …必死に、変な声が出そうなのを我慢する。 モネの方は、無邪気なものだ。 「…やっぱりすごく固いお腹…!私のプヨプヨしたお腹と全然違う」 「触らせてみ…」 モネを反対に向け、トレーナーの裾からお腹に手をいれた。 無邪気なモネと違って、こっちは完全なスケベ心だ。 直接肌に触れたら、その手は縦横無尽にあちこちに伸び、唇はさっき目に入った細い首筋を這ってしまう。 「…き、吉良さん、ちょっと待って…」 昨日からの我慢はもう限界なんてとっくに過ぎてる…。 モネの制止も聞かず、ガチガチの下半身を押し付ける。
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