第2章

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「言ってた子はこの子なのか?綺麗な子だな。 俺は、龍王の幹部で本條來斗、3年。來斗でいいよ。君は?」 「遠山萌佳です。1年です。」 「了解。萌佳ちゃん!」 來斗さんは微笑んでくれた。 私は、空に向って『パパ、ママ、また良くしてくれたよ』って心で呟くと涙が溢れた。 ポロポロと溢れる。 1人だったから・・・。 拭いても、拭いても、止まらない。 背後から、誰かに抱き締められた。 ドキッ 胸がドキドキする。
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