第2章

14/29
前へ
/29ページ
次へ
倉庫に着いたら切り出そう。 初めて一緒にいられるって思えた存在だけど諦めよう。 1人ぼっちでいいんだ。 パパ、ママはどう思いますか? 私の判断は、間違ってますか? 車が倉庫に着いた。 降りるとすぐに、真帆が駆け寄ってきた。 あとから帰宅したはずの真帆は先に着いていた。 「萌佳、大丈夫?あんなの気にしたらダメよ!! 彼女達は、斗輝、匠、來斗に近ずきたいだけなんだから…」 「……」 “うん、ありがと”って言えばいいのに言えない。 だって、私は今から離れるって言うんだから… 言うしかくないもんね。 「萌佳、真帆、中入るぞ!」 斗輝が歩きだしたからついていった。 2階の部屋に入った。斗輝の隣に座った私は切り出した。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加