第2章

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「匠さんから?」 「そうだよ。あと斗輝もね… 斗輝は、萌佳に気があるの。だから考えてみてあげて?」 「私、恋愛した事ないからわからない。 好きって気持ちも…」 「傍にいたらわかるようになるし、ゆっくりでいいのよ。 斗輝も、初めての事なんだから…」 「学校まで、何分かかる?」 「20分くらいです。」 「近いんだね。うちなんて40分もかかるよ―。 だから、ママに送ってもらうもん… 間に合わなくて…時々泊まっていい?」 「うん。いいよ。」 玄関のパパとママに『行って来ます』と言うと真帆も言ってくれた。
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