第2章

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第2章

【萌佳side】 倉庫から戻って家に真帆さんを入れた。 「広い部屋だね、」 「はい。3LDKなので…」 「羨ましいよ。あっ、ゴメン。」 「いえ…大丈夫です。ずっと、憧れていました。」 「うん。」 「小学校の時も、中学の時も、友達の家に遊びに行っても、施設には呼べなくて…」 「うん。」 「パパやママがいたら呼べるのにって。 でも、虐められた時、誰にも相談できませんでしたから諦めてて…」 「担任は?」
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