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『君の幼馴染がアパートで待っていて、日本に向かったと教えてくれたよ。……んっ』
『ユーリか……』
腰を上げて、朝の現象なのか、僕に煽られているのか熱を持つ自身を握り締める。
『それで……『僕は家を出る』と伝えて、そのまま君を探しにここまで来たんだ』
潤んだ瞳が下から見上げてくる。
『ジュジュ……次は無いよ』
『分かっている。僕が君の『愛してくれる人』になるから……君も僕の『愛してくれる人』でいて』
『ああっ……ジュジュッ』
自身に跨り、そのまま受け入れる。昨日の情事を残していてそれは易々と奥まで入り込んだ。
『僕の天使。どうか飛んで行かないで』
『ジュジュッ……しっかり捕まえてろっ』
『愛しているよ。ロディエル』
下から伸ばされた手が頬を愛しそうに撫でる。
『いつまでも僕を押し倒してロディエル』
日本語の全くできないジュディーが就職するのは難しくて、とりあえず日本語学校に通うことになった。
僕は……僕が悪いんじゃないと思うのに……怒られてばかりですでに3社も会社を変わった。
贅沢のできない暮らしでも不自由は無くて、隣ではいつも彼が笑っている。
『ワガママだな~』
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