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『エピローグ』
翌日。目が覚めて裸の胸の上にいたことに驚くと同時に幸福感に包まれて、起き上がったのが惜しくて、もう一度その胸に耳を付けた。
そこにいるという存在感を確かめる。心臓の音。呼吸をする音。
それに雑じる、僕を抱き締めるための衣擦れの音。
風呂から出てきたジュディーと入れ替わりに風呂に入り、バスタオルを被っただけで待っていたジュディーを押し倒した。
ベッドに倒れたジュディーの腰に跨って、『僕が欲しい?』と尋ねると、『たまらないね』と笑った。
口付けを繰り返して、均整の取れたその胸に舌を這わす。
僕の頭を撫でながら、時折髪をギュッと掴むその仕草に煽られる。
髪を撫でていたジュディーの熱い手が僕の背中を撫でて、腰を掴む。
起き上がった僕を下から見上げて、『君は綺麗だね』とため息をついた。
『ジュディー……』
名前を呼ぶと、『ジュジュと呼んで』と強請られた。
『ジュジュ………んぁっ……』
ジュディーの指が胸の突起を弄る。
ジュディーの顔の両側に両手を付くと、『もっと、啼いて』と囁かれた。
『泣くのは君の方だ……ジュジュ』
言い返すと、『泣かしてロディエル』と熱く囁いて、耳を噛まれた。
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