第0章 プロローグ。

1/1
前へ
/3ページ
次へ

第0章 プロローグ。

藤原愛花里と藤原龍は、 町が主催する婚活イベントで出逢い 意気投合しました。 それは… 現在〈=西暦2023年06月27日〉から 9年前の西暦2014年06月27日の事。 西川愛花里「雨は苦手なんだよな…」 町が主催する婚活イベントで気合いの入りすぎた愛花里は梅雨だと言うのに 浴衣を着てイベントへ参加しました。 谷間愛結「愛花里、だから…天気予報はきちんと見なさいって私は忠告したわよ?」 愛花里に対して確認不足を指摘するのは婚活イベントを支援する婚活アドバイザーでもあり愛花里の幼なじみでもある谷間愛結でした。 愛花里「だって…」 愛結「だってもさっても明後日もない」 2人が漫才でもしているかのような会話をしていると… 藤原龍「愛花里ちゃん?」 愛花里と愛結に 後ろから話し掛けたのは… 愛結「龍さんって本当に晃平そっくりだよね?」 愛結の夫である谷間晃平の 異母兄・藤原龍でした。 龍「晃平と俺は歳の離れた異母兄弟だからあまり話す機会もないんだけど…ね?」 藤原龍の母親である雪里(ゆり)は龍を産んですぐ父親の藤原恵吾と龍を置いて蒸発しました。 恵吾は龍が小学校を卒業した頃、 幼なじみである西田優以(ゆい)と 再婚しそれからすぐ晃平が産まれました。 龍「但し…晃平の母さんには感謝しているよ。両親からの愛情なら普通の子よりも貰えたような気がするし…」 愛花里は龍の寂しげな横顔に惹かれ… 龍は自身の身の上話を真剣に聞こうとする愛花里に惹かれました。 それから…2人はとんとん拍子に 結婚へとひた走りましたが…。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加