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後注・あとがき*
色鉛筆のお話でした。
“白”の色鉛筆視点です。
最近、学校や幼稚園などで使われているメジャーな12色の色鉛筆セットの中には“白”色鉛筆は無いんですよね。
それは詰まるところ……必要とされていないということで。2軍、いや下手すれば3軍落ち。
一方“黒”色鉛筆は……
割と雑に扱われがちなイメージもありますが、色鉛筆界では絶対に無くてはならない存在。絶対的な、いわゆるスタメン。
有能で、オラオラ系のデキる男、のイメージ。(私の中で、ですが。)
24色セットの色鉛筆の、
一番端で(メーカーによっては位置は様々かもしれません)ひっそりと、綺麗なまま、そこに滞留し続ける“白”色鉛筆。
色の無い、無垢で純潔で、それなのに、不必要な存在。
すぐ隣でしょっちゅう使われている人気者の“黒”色鉛筆をただ、眺めて。
羨ましそうに、見つめながら…。
どんな思いなんだろう。
もしもその人気者の“黒”と共に、
2本だけで、めちゃめちゃに思い切り使われる場面があったとしたら……
どれくらい嬉しいんだろう。
そう考えて擬人化に至りました。
性癖丸出しですね(笑)
稚拙な文ではありましたが、
お読みいただきありがとうございました。
緒形 海
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