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如何やって部屋に戻ったのか覚えて居ない。気が付くと秋良は洋服を着たままベッドで朝を迎えていた。
「え、え!これは一体どういう事!」
リビングテーブルにはポカリスエットと頭痛薬、一枚の紙がありメモには =鍵はポストの中に入れました 高坂= と書かれていた。
(は、はははははは)
記憶が無い、しかも部屋に初めて男性が入ったと言う事実に秋良は七転八倒した。
(ま、まさかあんな事やこんな事)
高坂壱成の性格を考えればその様な事は無い、着衣の乱れもない、そんな事は無い筈だ。
(無い、無いよねぇぇぇ!?)
秋良は取り敢えず襲い来る二日酔いに耐えるべく頭痛薬を口に放り込むとポカリスエットのボトルキャップを力任せに捻った。
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