302人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「秋良、ここ?」
「多分合ってる」
「触ったらーー痛い?」
「分かんない」
翔吾が人差し指を少しづつ中に減り込ませると指を外に押し出そうと内壁が動き始めた。然し乍ら秋良は成人映画の女優の様に「あん」とも「ああ」とも言わないし、成人漫画の表現にあった擬音は無く濡れてもいない。
(これで挿れたらやっぱり痛いんだろうな)
翔吾は両膝の裏を抱え上げた。
「あっ、ちょっ」
「なにも言わないんだろ、黙っとけよ」
翔吾は深呼吸をすると秋良の股座に顔を埋めた。陰毛は髪と同じく柔らかで心地よく、初めて嗅ぐ匂いがした。鼻先でひだを割る頃には翔吾自身は熱く硬く形を変えていた。
(面白れぇなこんなんなってんのか)
そこで舌先で下から上に舐め上げると突起の様な部分がある事に気付いた。
(これがあれか)
翔吾はようやく辿り着いた性感帯を執拗に攻めた。すると秋良の身体が熱く色付き初め「ん」や「うん」と呻き声が漏れ、やがて腰を捻りだした。
(ーーーあ)
指先に粘り気のある液体が絡まり内壁が上下に窄んだ。
「動かすぞ」
「うん」
指先を先に進めるともう一段深い場所があった。これまで翔吾は膣口に触れていただけで膣内には届いていなかった。
(こ、怖っ、こんな奥まであるのかよ)
秋良の身体は翔吾の指をその付け根まで咥え込んだ。膣内は湿り気を帯びて滴り秋良は顔を手のひらで覆って恥ずかしさに顔を赤らめた。ゆっくりと壊れものを扱う様に指を前後させてみたが秋良は微動だにしなかった。
「お、俺もう限界」
「ーーーーーえ」
翔吾はコンドームの封を切ると手早く空気を抜いて根本まで被せた。いつか来るこの日に備え、装着手順は鍛錬に鍛錬を重ねて来た。
最初のコメントを投稿しよう!