悠乃優也

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まだ少し冷え込む初夏の夜。 僕はリビングのソファーで毛布をかぶって眠ろうとした。 するとヨコクチさんがスルスルと毛布の中に潜り込んできた。 「ヨコクチさん、あったかいね......」 僕は彩を失ってから浅い眠りを繰り返し、変な夢を見ては何度も 起きていた。 この夜だけは朝までぐっすりと眠ることができた。 ――完――
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