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ファミリーレストランで再び委員長と再会した俺は違って見えた。
「黒スーツとは大人びたプレゼントですね」
ピカピカの革靴、パリッとしている上下黒に統一されている高級スーツに着替え直すとなんだか落ち着かない気分になる。
「このスーツが似合う大人になるまで、委員長・・・春山さん俺の隣にいてくれませんか?」
「いいですよ。明るい未来の約束できましたね。その前に学力を上げないとですね」
黒い日々にサヨナラをした日はどしゃ降りの雨があがり、晴れ渡ったあたたかな光が俺と委員長を優しく照らしてくれた日になった。
おわり
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