42人が本棚に入れています
本棚に追加
香水
ピンポーン
土曜日の深夜1:00
毎週のように、その男はやってくる。
「また来たのかよ。」
「お邪魔しまーす。」
「くさっ、また別の男か?」
「真斗の鼻は優秀ですね~」
「おい、くっつくな。酔っぱらい。男と居たなら、泊めてもらえばいいだろ?わざわざ俺ん家来なくても。」
人の気も知らないで。
俺が今、嫉妬で狂いそうになっていることを。
「やっぱさ、他の男と居ても落ち着かないんだよ。真斗と居たい。」
「はいはい。」
「俺本気よ?」
「分かったよ。何回も聞いた。」
よく言うよ。
ただの腐れ縁としか思ってない癖に。
最初のコメントを投稿しよう!